新書といういと、その道の専門家が、一般の人にわかりやすく、自分の研究分野のことを書く、というイメージがあるが、この書は全く異なる。島田は、それでも、これを一般書、概説書であると、あとがきで断っているが。
中国の歴史が大きく変わった宋の時代、儒学が、ライバルである仏教や道教の思想を取り込みながら生まれたのが”新しい哲学”、宋学(朱子学)であった。
朱子学が生まれる母体となる思想を紹介し、続いて、朱子学の内容を紹介。それを受けて、成立した陽明学、そして最後に、陽明学の急進的な左派思想に影響を受けた、”反逆者”李卓吾の思想を生涯を描いている。
内容は、難しいが、”細かいことにはこだわるな!”とばかり、ぐいぐいと、読む人の心を引きずっていく。あとがきに、若い頃の失敗を堂々と記述する辺り、島田の人間としての大きさ、真摯さが、感じられる。島田は京都大学出身で、吉川幸次郎の教えを受けたというのをあとがきで読み、そのことに納得した。
巻末にある、年表がまた面白い。宋代以降の中国の思想家と、日本や西洋の思想家の生涯を並べている。いやはや、とにかく恐れ入った。39版重ねているのも、うなずける。
Shimada described a brief history of Cheng-Zhu school and Yangmingism. As Shimada, Cheng-Zhu create new party of Confucianism by accepting some idea from Buddhism and Taoism.
The target audience of this book is for beginner basically. But Shimada seems not to take care for such a thing. He just write what he should do in this book.
Shimada graduated Kyoto university well knows as a unique cultural one. His master in the university was Kojiro Yoshikawa, well known scholar of Chinese literature. They made Shimada write this kind of book.
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